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電通鬼十則は過去の遺産なのか?

電通鬼十則

広告の世界で生きるものならほとんどの人間が知っているだろうと思います。


1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。


私にとって電通は、広告業界最高峰の会社でもあり、もし入れてくれるなら今からでも入りたいと思う憧れの存在でした。


その電通が、今、逆境に立たされています。


ブラック企業……

そのフレーズが聞かれるようになって結構な月日が流れたような気がします。


高度成長の時代はどれだけ仕事が過酷であろうとも耐えて耐えて耐え抜けば、昇給、退職金というものが約束されていました。

しかし、今は大手、中小問わず、低成長、低賃金の時代。


ブラック企業は今よりも昔の方が圧倒的に多かったと思います。

というか、そもそもブラック企業などと思っている人はほとんど居なかった。


二十四時間働けますか?

そんな、CMが流れていたくらいですから。


5時から男。というフレーズは明らかに馬鹿にしたものに聞こえましたし
男は仕事できてナンボという空気が昔の日本にはありました。


そんなCMを見て育った私は仕事が出来る男に憧れましたし、男=仕事というフレーズが当たり前に思っていました。




しかし、それから30年近くの月日が流れた今、テレビで無我夢中で働く男達がクローズアップされる事はめっきり減ってしまいました。

ITで楽して儲ける。

そんな事を言う馬鹿社長が後を絶ちませんし、
若者達はそれに憧れます。


私は、若者達を否定するつもりはありません。
むしろ私だって楽して儲けたいと思っている1人です。


土日は休みたいですし、平日だって夕方7時以降は仕事したくありません。


毎日全力で働けば、

週末にもなれば体は石のように硬くなってきますし、月曜日になればまた仕事かという憂鬱になる。


それが、普通の人間です。

決して恥ずかしいことではなく、当たり前のことだと思います。

ただ、昔は、それに耐えなければならないだけの見返りがありました。

今の時代とは明らかに違うのです。



これから企業として生き残っていく上で大切なのは労働力です。


労働力が無いとそもそも企業は成立しません。



今時の若い方が何を求めて仕事をしているのか?
生活環境がどう変わって、何を求めているのかをきちんと理解しないといけないのです。


つまり、鬼十則など今の時代に合わないという事です。


マスコミも国も全力を挙げてブラック企業を潰しに掛かってきます。
その逆風に耐えながら企業経営を続けていく事などまず不可能なのです。

働きやすい環境づくりこそ、
今の時代に経営者がやらなければならない最重要課題なのではないでしょうか。


 

 

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