さらに他のスキルも見極めたい。
真っ先に挙げられるのが文章力。
目の前のお客様と直接話す事は出来ないのだ。
また、メールマガジンの発行や、お客様との対応で文章を書いたりするケースは相当多い。
それにも関わらず「私は文才が無くて……」
という事では話にならないのだ。
私は何も、文学者のような文章を書けと言っているのではない。
普段話している営業トークをそのまま文章にできるスキルがあればとりあえずは合格だ。
しかし、そのとりあえず合格というラインにまで到達できていない担当者も非常に多い。
これは、マックスラインの社員も例外ではないが、幾ら優秀な学校を卒業していても、読みやすい文章を書けるかどうかはあまり関係ないようだ。
当社の社員に対しても口酸っぱくして文章力を指導しているが、必ずしもすぐに書けるようになる社員ばかりではない。
今の時代、メールの書き方一つで取引がパーになってしまう事も少なくないわけだから、こと文章の書き方については気を遣う。
「文章力を徹底的に磨かせる。」
これがマックスラインに入って真っ先にする研修だ。
話が少しそれたので本題に戻そう。
文章力がある社員が社内に居るのであればその人を担当者に置く事を是非お勧めしたい。
基本的に、ユーザーは細かい文章など読まない。
しかし、本当に頼むかどうか決断する際には必ずホームページの隅々の文章まで読んでくる。そう思ったほうが賢明だ。
言葉一つで反応が出なくなってしまう。その事実を忘れてはならない。
次に必要なのは企画力。
当社のクライアントの中には
「ホームページにこんなコンテンツを入れたい。」
「こんな仕組みを導入したい。」
と次から次へと逆提案してくる担当者が多い。
こっちが、驚くくらいの内容を言ってくる方もいるが、そのような会社は高い確率で売上が伸びる。
ユーザーが求める内容を徹底的に研究してそれを形に変えていく。
ただ単に業者が言う事だけを鵜呑みにして、ライバル会社の真似ばかりしているようでは先に進むことが出来ない。
突き抜けていくためにはそれなりの企画力が必要なのだ。
もちろん、月間100万円以上のコンサルフィーを払ってくれるのであれば、一社の為に入りこんで社内スタッフ同様に働けば私にだって出来る。
しかし、100万円以上のコストを業者に払うのは現実的に難しい。
そもそも、外部の会社に自社のPRポイントを見つけてもらうなどというのは、業務放棄だともいえる。
大手企業が広告代理店を使うケースは当たり前の日本だが、それは、極めて高いレベルでの販売促進を行う場合に必要な事であって、
ホームページ程度の企画が出来ないようでは将来が暗いといえるだろう。