幾らインターネットが進化したと言っても、今の時代はまだまだチラシ、広告などの紙媒体の広報手段も多く用いられているのが現状だ。
しかし、一つ変わったことがある。
それは、ユーザーは必ずホームページで裏を取るという事だ。
チラシを見た後に必ずホームページを閲覧して、本当にこの会社に頼んでいいのかを確認するのである。
これは、読者のあなたも一度くらい経験した事のある、現在のユーザーの行動パターンである。
例えば、新聞折り込みに一戸建てのチラシが入っていたとする。
「そろそろ、我が家も家を建てようかな。」
そう思ったユーザーは必ずと言っていいほどその会社のホームページを見に行くのだ。
その上で
「この会社に頼んで問題が無い。」
そう判断した後に実際に足を運んで来たり、問い合わせを入れたりというアクションを起こすのだ。
また、場合によってはこんなケースもある。
「折込チラシが入っていた、会社のホームページはあまり信用できないな。よし、他の会社のホームページを見てみよう。」
と考えるようなケースだ。
家ほどじゃなくとも、数万円の出費で痛い買い物をするのは辛いものだ。
従って、ユーザーは折込チラシを撒いた企業だけではなく、他の会社のホームページも見に行く。
それも1社だけではなく、数社見に行くのは当たり前だと考えたほうが良い。その上で慎重に判断するのだ。
その結果、最終的には
「違う会社に問い合わせを入れてみよう。」
となるケース。
そんな事は日常茶飯事だ。
こうなると、折込チラシを撒いた企業はたまったものではない。
折込チラシの費用を負担してユーザーのニーズを掘り起こしたにも関わらず、結果的に違う会社に注文が入ってしまうのだから、
敵に塩を送るようのものだ。
ただ、実際に今の社会ではこのような事が日常的に起きている。
ショールーミングという言葉があるように、店舗で実物を見て実際にはアマゾンなどの通販サイトで安い同じ商品を探す。
こんなユーザーが世の中にはゴロゴロいるのである。
「折込チラシや広告は予算の関係で使う事が出来なかった」
というような企業であっても、ライバル会社がニーズを掘り起こしてくれることによって、勝手にお客様がやってくるようになるのだから、笑いが止まらない。
現に、当社のお客様の中には、
「ライバル会社の折込を見ると、昔はドキドキしたけど、今ではワクワクする」
「最終的に当社のページを見に来たらお客様を横取りすることが出来る。」
そんな事を考えているのだ。
「ライバル会社さん。お願いですからお客様を買う気にさせてください。」
という感じ。こうなると笑いが止まらない。
もちろん、誰もが簡単にこのような恩恵を受けられるわけではない。
しかし、アマゾンが事実そうなのと同じように、地域密着型企業のホームページにもそのような企業が存在しているのだ。