当社は、年間100回以上のネット活用セミナーを開催している。
それは、100名を超える大規模なものから、10名以下の小規模なものまで様々だ。
そのセミナーの中で必ず参加者に聞く事がある。
それは……
「インターネットビジネスは貴社にとって、本業ですか?副業ですか?」
という質問だ。
場合にもよるが、その質問に対して本業だと答える人は全体の5%程度。
100名集まっていても全く手が上がらないようなケースもある。
世の中にはインターネットビジネスを本業だと考えている人達が山ほどいる。当社のクライアントも例外ではない。
ネット経由の売上が100%。そんな企業も少なくないのだから当然だ。
しかし、セミナー等で聞く限り、本業だと言い切れる人は決して多くない。
ただ、考えてみてほしい。
インターネットビジネスを本業だと考えている企業に対して副業としてしか考えてない企業が勝負を挑むのである。
「それで、勝てると思いますか?」
まず勝てる訳がない。
当たり前だ。
そんな甘い世界ではないことは解っていただきたい。
しかし、ネットで売上を上げたいと言っているにも関わらず、いつまで経っても副業としてしか考えてない経営者がもの凄く多い事にびっくりする。
それでは、やる前から勝負が決まっているようなものだ。
こんな時、経営者は大抵こう言う。
「うちにはインターネットに詳しいスタッフが居ないからな。あそこの会社はインターネットに詳しい人いるんでしょ。」
インターネットが本格的に日本に普及しだしてまだ10年そこそこしか経っていない。
仮にあなたが今、ネットビジネスを本業にすると覚悟を決めたとしても、
実際に納得できる売上を取れるようになるためには少なくとも3年程度の時間が必要だと思ったほうが良い。
売れている会社も15年前はネット経由の売上なんて無かったのだ。
コツコツコツコツと頑張って今の地位を築いたのだ。
それを、スタッフの力量不足のせいにしてしまうのはどうだろうか。
少なくとも今成功している会社の経営者は数年前に、
「ネットで売上を上げよう。」
という決断をしてそれに向かって一歩ずつ進んで行っただけだと思う。
もう一度言う。
今、本業にしようと思って決断したとしても結果が出るのは今ではない。
幾ら、優秀な業者に頼んだり、優秀なスタッフを雇ったりしたところで、今すぐ結果が出る方法などどこにもないのだ。